多くの協力を得て乗り越えた黄昏から半年。
ようやく訪れた平和でしたが、帝国ではなにやら新たな問題の予兆も…。
新しい時代に揺れる帝国の中で、再び動き始めたリィンたちの物語。
今回はそんな「リィン編」について語っていきたいと思います!

今回もネタバレありの記事になります。
プレイ前の方はご注意ください。
キャラクターについて
リィン
閃シリーズ4作で主人公を務めたリィン。
プレイしていて「馴染む感」が半端なかったです。(*´ω`*)
考えてみると、リィンとももうずいぶん長い付き合いになるんですよね。
閃1の発売が2013年なので、7年になるでしょうか。
最初のころはまだ学生で悩んだり迷ったりすることも多かったリィンですが、今では立派に生徒を導く立場になって。

本当に頼もしくなりました…。(親目線)
今回3つのルートをプレイしてみて、改めて「リィンの強さ」を感じる場面が多かったです。
剣聖に至った剣の腕前に、形を変えつつも残る鬼の力。
その強さは3ルートの中でも、特別なものがあったように思います。
また、英雄ではないことがテーマの一つだったロイド編、反英雄としての立ち回りが印象的だったルーファス編と比べて、最も「英雄」という立ち位置に近い存在だったようにも感じています。
…それでも。
リィンはきっとそういったものを望んだりはしないでしょうね。(*´ ー`)
教師という仕事を選んで、この先も迷うことなく続けていこうとしているところからもそこははっきりしてるのかなと思います。
僕としても、リィンには日常の中で過ごしてほしいなという思いが強くて。
ユウナたちの成長を嬉しそうに見守ったり、ユミルで生き生きと地元解説をしているリィンの方がリィンらしい気がして好きです。
リィンの持つ強さには安心感や頼もしさも感じるんですけどね。
そんな中、ついに正面を向いたSクラフト。
お父さんと同じポーズを…。(´;ω;`)
たくさんの困難を越えた先のリィンの姿がオズボーンさんと同じというのは、なんだかすごくグッとくるものを感じます。
これまでのカットインの中でも一番かも、というくらいにお気に入りの一枚です。
クルト

クルト「元より教官を超えるまで、気を抜くつもりはありません。」
リィンに決意を語るクルトくん。
この2人は僕的にすごく大好きなコンビです。
リィンは困るとクルトくんに助けを求める、なんて場面も結構ありますよね。
教師と生徒というだけじゃない信頼関係が見えて、そういうところもいいな~と思っています。
あとクルトくんに関しては、進路の方もちょっと気になっています。
士官学院の教官とかいいんじゃないかなとか妄想してみたり…。
いい先生になりそうですし、リィンとも息の合った先輩後輩になりそうというか。
いずれは相棒的な存在にもなっていってくれるんじゃないかなとか想像しています。

チラッ。
こちらは麗しのお姉さま、クルシアさん。
どことなくクルトくんに似てる気もしますが、たぶん気のせいです。
この圧倒的なオーラと佇まい…、もしかしたら今後の軌跡の重要人物になるかも…?(*´ ー`)
謎のお姉さま・クルシアさんの再登場にはぜひぜひ期待しましょう。
マテウス
そのクルシ…クルトくんのお父さんのマテウス・ヴァンダール師範。

マテウスさんは想像よりも強烈なインパクトを残す初登場となりました。
問答無用での試練にはじまり、クルトくんを文字通り千尋の谷に落とす荒行…。
あのシーンは今回の創の軌跡の中で一番「えええ~」となったシーンかもです…。笑
「雷神」より「獅子王(ライオンキング)」の方がしっくりくるのでは…なんて思いながらプレイしてました。(・ω・;)
ものすごく厳格そうな第一印象だったのですが、普段は落ち着いた雰囲気の良いお父さんで。
寡黙だけど優しい、武人然としたところがかっこよかったです。
一方で子供に怖がられていることを気にしていたりと、意外にかわいらしいところも。
家族にはそんな一面を温かい目で見られているのがなんだか微笑ましくて、素敵な家族だなぁなんて思ったりもしつつ…。(*´ ー`)
帝国編はおそらく今回で終わりになりそうなのですが、また登場してくれることもあるのでしょうか?
これで終わりというには少し早すぎる気もしていて。
登場もああいう形で強烈でしたし…。笑
意外なものも含めて、この先の再登場には期待したいなと思っています。
オリビエ&シェラザード
この2人も本当に波瀾万丈ですよね。
まさか新婚旅行でトラブルに遭うなんて…。(´・ω・`)
そんな中、シェラさんがご懐妊されたらしきセリフが…!

オリビエ「さすがのボクも、この状況で二人護りながらは骨が折れそうだしね。」
わりとシリアスな状況ではあったのですが、嬉しくて思わず声が出ちゃったシーンです。
この章では、シェラ姉さんに無理をさせまいと一人で戦うオリビエがかっこよくて。
それを信頼して「頼んだわよ」と言える2人の空気感にもめっちゃやられました。(*´ω`*)
その後ちょっとピンチになるものの…、

助けにきてくれたメンバーの頼もしさたるや…!
なんでしょう、負ける気がまったくしないのです。(∩´∀`)∩
3年前、オリビエが先頭に立ってはじまったⅦ組の輪。
初めのころは「雛鳥」と呼ばれて大人組に助けられることも多かったⅦ組ですが、今ではこうして窮地に駆けつけてくれる頼もしい存在に成長して…。
この一連の場面は、オリビエとトールズⅦ組のたどってきた道のりを感じることができる、とても印象的なシーンになったな~と感じています。
もう一人のリィン
リィンルート最大の謎となったもう一人のリィン。
事前情報でもちらほら予想されていた通り、その正体は「閃4のノーマルエンド世界のリィン」でした。
あのノーマルエンドの後、イシュメルガと永遠に続く「無限相克」を繰り返し、ついにはイシュメルガと一つになったリィン。
そのイシュメルガ=リィンをエリュシオンが数ある可能性の中から探知して、再現したのが今回のもう一人のリィンと…。
ノーマルエンド自体も衝撃だったのですが、あの後にそんなことがあったなんて…。
ノーマルではなく、もう普通にバッドエンドなのでは…。
大地の聖獣・アルグレスさんに出会わなかったというだけで、ここまで大きく変わってしまう未来。
たくさんの縁には感謝しつつも、ちょっと怖さも感じてしまいますね…。
ヴァリマールもイシュメルガの影響を受けて、「零の騎神ゾア=ギルスティン」へと変わってしまいました。
焔と大地の至宝が融合した《巨イナル一》そのものの存在で、ノーマルエンド後にヴァリマールがたどり着いたはずの姿。(エマさん談)
おそらく「再現」なので完全な形ではなさそうですが、イシュメルガや至宝さえも作り出せてしまうエリュシオンのすごさと特異さにも、いろいろと考えさせられる出来事になりました。
リィンの幸せ

ノーマル世界のリィンとのシーンは、見ていてつらくなる場面も多かったです。
クロウやミリアムが生きていてくれていることに「そんな未来もあったんだな…」とか、今を生きるもう一人の自分に対して「ちょっと羨ましい」と言った姿に胸が苦しくなりました。
変えられなかった後悔や、自分を蝕む悪意を抱えて苦しみ続けるのがリィンの旅路の最後だなんて…。
一つの可能性とはいえ、ずっとリィンの物語を追ってきた一人としては信じたくないという気持ちが強かったです。

リィン「大切な人たちに幸せになってもらうためには、まず俺が、幸せにならなくちゃダメなんだ。」
リィン「だからもう、一人で背負ったり、抱え込んだりしない。」
リィン「自分と大切な人たちを──そしてまだ見ぬ仲間たちを信じて前へ進む。」
でも、そんなもう一人の自分の想いも受けとめた上で、仲間たちと一緒に自分も幸せになれる道を進むと誓ったリィン。
ここはこれまで悩んで迷って苦しんだリィンをたくさん見てきた分、本当にいろいろな想いがよぎったシーンでしたよ~…。(´;ω;`)
そして、最後までみんなのことを想いながら笑顔で去っていったもう一人のリィン。
彼の分までというとちょっと安易かもですが、それでもリィンにはたくさんの幸せを手に入れてほしいなと思わずにはいられないです。
たくさん苦しんだのなら、その分幸せになってくれないと…!です。
迷いを断ち切った今のリィンなら、仲間たちと一緒にそういう未来をきっとつかめると信じています。
ここまで5作に渡って描かれてきたリィンの物語。
その最後にこのお話を見れたことを、心から嬉しく思っています。(*´ω`*)
リィン編まとめ!
閃1から続いたリィンの物語も、今回で一つの区切りを迎えたのかなと思います。
最初のころを思い返すと、本当にずいぶん昔のように感じてしまいます。
リィンというキャラクターに対する思い入れも、作品を重ねるごとに増していって…。
その過程も、僕の中で大切な思い出になっています。
リィンはこれまでの主人公の中でも、特に悩み多き主人公だったかもですね。
たくさん悩んで迷って、その最後に見せてくれた晴れやかな顔。
最初の方でも書いた「親目線」で嬉しくなってしまうような、ちょっと不思議な感慨の中であの場面を見届けることができました。
リィンも再登場は絶対にしてくれると思うのですが、少しの間お別れかと思うとやっぱりちょっと寂しいです。
なんといっても7年も一緒にいろいろなところに行って、たくさんのものを見てきたわけですし…。
でも、次会うときも変わらないリィンでいてくれたら嬉しいです。
強くて優しくて、妹ラブなリィン…。(∩´∀`)∩
またこの先の物語で、そんなリィンと会えることを楽しみにしています。
リィンと一緒に歩んだ7年の軌跡。
本当に楽しかったです。
